■1978年を第1回目として3年ごとに開催してきた「日本のガラス展」も今回で第10回目を迎えます。協会活動の主軸である本展は、海外作家の招待や公募展などの形をとりつつ、現代ガラスの内外への紹介などの役割を担って参りました。その質の高い内容は、海外においても高く評価され、多くの現代ガラス作家を輩出してきました。
 第10回の記念展となる「'05日本のガラス展」は会員作家97名の作品で構成され、日本の現代ガラスの更なる発展を目指すものです。
 本展は回を重ねるごとに多くの観客を魅了して参りましたが、今回は文化の香り高い渋谷・東急本店での初めての開催であり新たなにガラスファンの拡がりをも期待して、ガラス芸術の素晴らしさを堪能していただける展観となることを確信するものです。
 また、2回目を数える西伊豆は黄金崎ガラスミュージアムでの巡回展の機会も私どもガラス作家にとってはおおいなる喜びでございます。
 開催にあたりご協力賜りました各位には心より感謝申し上げます。

 2005年
 理事長 吉本由美子


○ 東京展
会 期 :2005年9月1日(木)〜6日(火)
会 場 :東急百貨店本店7F(東京・渋谷)
主 催 :日本ガラス工芸協会
後 援 :文化庁、(社)日本硝子製品工業会、産經新聞社静岡支局、朝日新聞社静岡総局、毎日新聞社静岡支局、読売新聞社静岡支局、中日新聞社東海本社、伊豆新聞本社、NHK静岡放送局、静岡新聞・静岡放送、静岡朝日テレビ、静岡第一テレビ、テレビ静岡(順不同)
協 賛 :旭硝子株式会社

記)
同時開催:「日本のガラス展1984 〜2002・受賞者展」(工芸画廊8F)
    :「'05日本のガラス展」出品者による小品展(隣接会場)

○ 巡回展
会 場  :黄金崎クリスタルパーク・ガラスミュージアム 西伊豆
会 期  :2005年9月10日(土)〜2006年4月5日(水)
 前期  :2005年9月10日(土)〜12月14日(水)
 後期  :2005年12月17日(土)〜2006年4月5日(水)
主 催  :日本ガラス工芸協会・黄金崎クリスタルパーク・西伊豆町

○ 05日本のガラス展実行委員会
委員長 :吉本由美子
副委員長:藤田 潤
委 員 :上島あい子、上山俊一、川井英世、神田正之、小林 貢、栗田保久、佐藤万里子、船越三郎、山田輝雄、横山尚人
事務局 :竹永幸代

■特別出品:
故・藤田喬平/Kyohei FUJITA
飾筥「飛鳥」/Ornament box "ASUKA"
2004年
h16 x w30 x d30cm

・代表作品の飾筥シリーズ最晩年に制作したうちの1点。色々な形、色、模様を作りつづけて奇しくも最期は円形の水色という初期の姿に戻りました。
■受賞作品:藤田喬平賞'05
左から 佐藤万里子「さよなら!私のバック」/小林貢「青い目」/新倉晴比古「木精の器」
■第10回展記念・観客賞
左から
東京展・白幡明「紅の花器・滄滄」/黄金崎クリスタルパーク前期・黒木国昭「海と大地」/黄金崎クリスタルパーク後期・野田雄一「天空」
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