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■1972年、当協会が設立され、今日まで27年の満月が過ぎました。当時、現在のような「現代ガラス」の急速な発展を想像することは不可能であったと思います。これほどの発展の理由は、ガラス造形教育の普及やガラス美術館の設立など「現代ガラス」に対する社会の理解が進んできたことと思われます。ガラス教育の普及で若い作家が非常に増え、ことに女性作家の進出が加速しつつあることも事実で、221世紀の新しいガラス造形の可能性をもとめて創作されてゆくことと思います。しかい、昨今の日本の経済状況により企業デザイナーたちの出品が減少しつつあるのは、残念といわざるを得ません。 昨年5月、愛知県瀬戸市でアメリカのアート・ソサエティの総会が開かれ、内外1500名をこえるガラス作家や学生それにそれコレクター、ギャラリー等ガラス関係者が集う盛大な催しがあり、東京会員も多数参加、協力をしました。会議の成功に大きな貢献をしたことと喜ばしい思いです。 今回の展覧会には招待審査員として多田美波氏を迎え、厳正なスライド審査を行い、公募作品30m点を選びました。サブタイトル〜未知なる輝き〜の如く新たなガラス造形芸術への展開を予感させる展示となるでありましょう。会員・準会員102名、招待8名を加え総勢140点の展示となります。今回は招待作家を韓国にしぼり、当協会から世界のガラス芸術界へ送る21世紀のメッセージになるものと確信しております。会場は前回と同じく東京の小田急美術館のみではありますが、期間を3週間に伸ばし、より多くの人々にみていただけるとと思います。 「'99日本のガラス展」を開催するにあたり種々の面で多大なご理解とご協力をいただきました文化庁、日本ガラス製品工業会、本田技研工業株式会社、小田急美術館そして関係各位に対して深く感謝申し上げます。 1999年 日本ガラス工芸協会会長 日本芸術院会員 藤田喬平 会 期 :1999年9月1日(水)〜19日(日) 会 場 :小田急美術館 東京新宿 主 催 :日本ガラス工芸協会 後 援 :文化庁 協 賛 :日本硝子製品工業会、本田技研工業株式会社 出品者 :日本ガラス工芸協会会員・準会員102名、韓国招待作家8名、入選公募作家29名 内 容 :サブタイトル・未知なる輝きで制作する新たなる展開を予感する140点の展覧 ○ 99日本のガラス展実行委員会 委員長 :吉本由美子 副委員長:倉本陽子 審査委員:多田美波(招待審査員)、伊藤 孚、イワラルリ、菅澤利雄 委 員 :上山俊一、川井英世、佐藤万里子、谷 祥一、橋本和代、藤田 潤、増田洋美、横山尚人 事務局 :竹永幸代 撮 影 :斎城 卓 |
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■受賞作品:大賞、会員部門賞、公募部門賞 | |||||||||
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■受賞作品:優秀賞 左から 小林英夫「切子大皿・菊華」/佐野猛「柔らかい器」/ヤギモトコ「〜E60〜」 | |||||||||
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■招待作品:韓国ガラス作家作品は、<出版物紹介>99年図録にてご覧下さい。 | |||||||||
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