《 第4回 》 小西 晃
このページでは日本ガラス工芸協会員のアトリエのご案内をしていきます。
第4回は北九州で吹きガラススタジオを構えている「小西 晃」さんです。
器を作るアトリエも亦うつわ
アトリエでは吹きガラスとキルンワークでガラスの器を制作しています。

ガスのガラス溶解炉はオープンポット✕1、色堝✕2
愛用のジャックはヴェニスにて、ディノから直接購入


グローリーホールはESSEMCEのハモニカバーナー
キルンワークの電気炉は深夜電力で温度制御も扉の開閉も全自動


創作や制作のウオーミングアップや気分転換にアトリエの厨房でパンを焼きジャムや料理を作る。


アトリエ併設のギャラリーでは常設以外にグループ展も開催。
レコードを聴きながら寛ぐ場所でもある。


卓袱台からテーブルに
子供のころ 日暮れまで遊んで帰ると、卓袱台に夕飯が並ぶ。
こそっとつまみ食いでもすれば、台所の母の背中から
「お父さんが座るまで待ちなさい!」と声が飛んで来た。
そんな卓袱台も1964年の東京オリンピックのころには、
テーブルに代わり母の料理のレパートリーとともに食器も多種多様。
民藝からクラフトに
食材や器と食生活も時代とともに変化したが、
料理が器に盛られ、料理を口にした時の美しさへの笑顔は
命を繋ぐことへの、本能と幸せ、笑顔あふれる食卓のお手伝いに悦びを感じます。
私のアトリエは、器を作るのではなく食卓に笑顔を作るところです。
